所感・雑感
インテルの決算発表が何より印象的な一週間だった。Bob Swan CEOのQ&Aセッションの対応は、同社がかなり混乱していることを伝えてしまった。影響が長引かないこと、インテルだけの問題として市場が理解してくれることを望みたい。前日に発表されたマイクロソフトのAzureの減速と合わせて、データセンタの需要減速と市場が捉えると、COVID-19の世界的なパンデミック加速と合わせて、市場は踊り場を迎える可能性が高くなるかも知れない。だが、それは更なる理解が進むにつれて短期的に終了すると思われる。大きな変革の時には、強気と弱気がせめぎ合い、既存の王者が退き、新しい王者が産まれるものだ。祇園精舎の鐘の声・・・・・盛者必衰の理を現す。詳細は別記事「こんな惨めなインテルは見たことが無い(四半期決算)」をご参照頂きたい。
日米各株式市場の先週の終値と週間騰落率

インテル終焉の暗示か?窮地のインテル、引き摺られるマイクロソフト
結局現地24日のNASDAQ市場では、インテル(INTC)の株価は前日比△9.81ドル安(△16.24%)となる50.59ドルで取引を終えた。だがNASDAQ全体は△0.94%の下落に留まっている。世界最大の半導体メーカーであるインテルの株価が△16.24%も下落しても、ハイテク株主体と言われるNASDAQも全体的には今やこれしか下がらない。このインプリケーションは大きい。
注目の決算としてリストアップしてあったマイクロソフト(MSFT)とインテル(INTC)がそれぞれ決算発表と続いてカンファレンスコールを行ったのは現地時間22日と23日。両社共に終わった期の決算内容は、申し分なく、どちらも市場コンセンサスを上回る結果となった。だが、どちらの株価も翌日は売られた。前述した通り、インテルの株価は容赦なく叩き売られた感じだ。ただ、財務諸表だけを見ていると、この株価下落を不思議に思った人は多いかも知れない。そこが決算発表時の内容の見方だ。
マイクロソフトはCOVID-19のパンデミックによるリモートワークやリモート学習の恩恵を受け、既存のライセンスビジネスやLinkedInのマイナスをカバーし、Productivity and Business Processes部門 の収益が$11.75B と僅かに市場予想の$11.90Bを下回ったものの、Intelligent Cloud部門の収益は$13.37B と市場予想の$13.11Bをビートし、More Personal Computing部門の収益も$12.91Bと市場予想の$11.47Bを大きく上回った。

だが株価が下落を演じたのは、最も注目と期待を集めているマイクロソフトのクラウド・サービスAzureの収益が、前年同期では50%増となっているにもかかわらず、前四半期と比べるとその67%分しかキャッチアップ出来ていないからだ。つまり1-3月期に比べると4-6月期が失速したということだ。Satya Nadella CEOのプレゼン(申し訳ないが、インド系の方の英語は聞き取り難くて、バークレイズ時代も大変苦労したことを思い出した)も、Amy Hood CFO(こちらは米国生まれでデューク大学、ハーバード大学という才媛)のそれも澱みなく、米系企業らしく、どんな時でも「凄いだろ」と言いたげな感じを漂わせていた。マイクロソフトにはソフトウェアの武器がある。無いのはハードウェアだ。だから昔からインテルのCPUにマイクロソフトのWindowsということで「Wintel(ウィンテル)」と呼ばれてきた。
今でもマイクロソフトは昔からの盟友インテルが提供するサーバー用CPUであるXeonプロセッサーをAzureで愛用している。恐らくこれがブレーキ要因になったと確信したのは、翌日、インテルの決算発表のカンファレンスコールを聞いてからだ。
結局今でもインテルは微細加工技術を押し進めた上での大量生産、すなわちイールド(歩留まり)の向上が果たせていない。何とか全世代の14nmから10nmへのシフトを敢行中だが、結果は芳しくない。その芳しく無いところに、COVID-19のパンデミックという業界への追い風が吹きまくった。つまりデータセンタの超繁忙状態が齎したデータセンタのキャパシティの不足、更にはノートPCの大量需要急増である。
インテルは漸く10nmへのシフトさえ、そろりそろりと始めたところだったにもかかわらず一気にCPUの需要が垂直立上げになった。インテルのCPU供給が遅れたので、今年もノートPCが店頭から消えて中古PCの値段も上がったぐらいだが、問題はサーバーにまで及んでいたのだろう。クラウドのキャパシティに余裕が無ければ積極果敢な営業活動は出来ないし、こうした噂はエンジニアの間では直ぐに広がるものだ。マイクロソフトは盟友のとばっちりを食らったといっても良いと思う。
インテル自体にはいったい何が起こったのか?
そのインテル、窮状発覚シーンはBob Swan CEOのプレゼンにあった「 We are seeing an approximate six-month shift in our 7-nanometer -based CPU product timing relative to prior expectations.(7nmに関して、現在だいたい6か月から12か月の当初の見込みからの遅れを考えている)」というコメントが発せられた時だ。1四半期や2四半期では無いのである。恐らく多くのアナリストが椅子から転げ落ちただろう。「またか?」と言いながら。既にインテルは現在主流にしたいとしている10nmへのシフトでも相当な前科者となっているが、この6か月から12か月が意味するところは、最初のクライアントPC向けCPUローンチでさえ2022年後半から2023年はじめ、データセンタ向けCPUでは2023年前半を意味するからだ。その間にライバルAMDはどんどん先に行く。2022年後半ならば現在が5nmなので、3nmが量産になっているだろう。つまりインテルは2世代遅れの技術を振り回すことになる。
更に、実はこれはインテルが従来通りの自前のファブで全てを製造する話では無い。名前は明かさなかったが、サードパーティー(ファンダリー)に生産委託をするという。その代わり、独自に開発したパッケージング技術により、ひとつのパッケージの中に複数の異なるノードのダイを混載させるという。何とかパッケージ後は「インテル製」になるが、中身のチップの一部はTSMCなのか、グローバルファンダリーなのか、どこかが請け負うのだろう。これはインテルの大きなビジネスモデルの方向転換と受け取られても仕方ない。2023年になった頃、インテルにどれだけの優位性が残されているのか、今からでは何とも描き辛い。
別の目的で作っていたチャートだが、週末を終えてあまりに印象深いチャートになったので下記にご紹介する。NASDAQの動きの分解に使っている半導体銘柄の方のチャートだ。

現地時間23日(木曜日)までは、NASDAQが下がっても、半導体銘柄はジワジワと全体に上昇を始めていた。ところがインテルの決算発表を受けた翌日、赤線で示したインテルは大きく下落する一方で、オレンジ色のAMDが急騰した。これはNASDAQ指数に対する相対評価であるから、如何にインテルとAMDが明暗を分けたかをご理解頂けると思う。ただ解せないのはメモリーであり、データストレージの半導体メーカーであるマイクロン・テクノロジーとウェスタン・デジタルも連れ安をしている点。この連想は現時点で私には分からない。世界最大の半導体製造装置メーカーであるアプライドマテリアルズの株価が売られたのは分からなくも無いが。だがインテルが内製しようが、サードパーティーが作ろうが、処理するべきウェハの枚数は変わらないので、今日のところはアプライドマテリアルズなども道連れになった被害者と言えよう。
S&P500のETFが売られると、NASDAQが下がる理由
下記に纏めたのは、世界最大のETFメーカーであるブラックロックのiSharesの米国株と世界株式のETFを、時価総額順に降順で並べたものだ。一番純資産価格が大きいのがティッカーコードが「IVV」という「iShares・コア S&P 500 ETF」で、純資産額は第2位の約4倍となる約2,061億ドル(約22兆円)だ。NASDAQの時価総額上位銘柄4つの時価総額の合計が、日本市場の全株式の時価総額合計よりも大きくなったと報じられたのはつい先日だ。最近の日本市場の1日当たりの売買代金は約2兆円。上回る日もあれば、グッと下回る日もある。つまりこのETFの時価総額は、日本市場の10日分の時価総額に匹敵すると言える巨人である。

(出所:Fund GarageがiSharesのデータを元に作成)
下の図は、このETFがどんな銘柄を組み入れているのかを調べたものだ。2020年7月21日現在の上位10銘柄とある。ご覧頂きたい。どこかで見慣れた銘柄が上位にずらっと並んでいないだろうか?なんと赤枠で囲った中の6銘柄5企業の株だけで全体の22.15%にも相当する。そう、この6種5企業、そのままピッタリNASDAQの上位銘柄だ。

参考までに、この一週間でNASDAQの上位20銘柄にどういう変化があったかを下に示す。

恐らく、多くの投資家は「ハイテクに偏っているNASDAQのETFでパッシブ運用をするよりも、やっぱりS&P500のETFの方がリスクが低いと思う」などと思われているのかも知れない。ただ中身を調べれば、大きな違いはあまりなくなってきている。恐らく両指数とも時価総額加重平均の指数だからだろう。ダウ式計算のNYダウとはイメージも内容もかなり変わる筈だ。
この指数特性と、インテルがあれだけ動いても指数に対した影響を与えなくなったのが今のNASDAQだ。今後のマーケットを見る上で、是非参考にして欲しい。
また日経平均とTOPIXの股裂きが始まった
何度もお見せしているので、注釈はそんなに必要ないと思われるが、先週末のNT倍率は14.46倍。前週末の14.42倍よりも更に乖離は進んでいる。このチャートを見ていると、どっちが擦り寄って均衡点を見出すのか、非常に興味を持って見守っている。TOPIXに擦り寄るか、日経平均に擦り寄るか。それによって大分市場の印象は違ってくる筈だ。

この先のまとめ
先週は日本電産の決算もあった。アマゾンドットコムは30日に変更になっているので要注意。実は今週も多くの注目企業の決算発表がある。何が出て来るか、開けてのお楽しみではあるが、収益状況とガイダンス、そして技術動向やビジネス・トレンドに乗っているのか、逸れているのか。そんなところをじっくりと確認をしておきたい。慌てて売買をする必要性があるかと言えば、私は無いと思っている。仮にインテルだって、このまま沈んで5年先、10年先を迎える訳ではないだろう。モニターの前に張り付いて、リアルタイムで決算説明を聞いて、即座に投資判断が出来る人以外、当然物理的な障害もあることを考えれば、ここはじっくり構えて状況を正確に把握していくことだ。ポジション変更は多くが分かってからも充分だ。
注目の右肩上がりのビジネス・トレンドとトピックス
日本電産の決算でも確認出来たデジタルデータ爆発の波
決算説明会では相変わらずの永守節が聞けて面白かったが、ビジネスの最前線で戦う人達が、私が注目している「右肩上がりのビジネス・トレンド」を裏書きするような資料を使ってくれると嬉しくなる。勿論、「右肩上がりのビジネス・トレンド」の中を更に日本電産の製品向けにアレンジしてあるが、元の注目している流れは全く同じだ。こういう市場が混沌とし掛かっている時は、官僚型の経営者よりも、永守会長のような「現場一筋〇〇年」みたいな現場密着の経営者の話が特に参考になる。
反対は何かと言えば、銀行から出向や転籍して社長になった人だ。銀行員にゼネラリストは多いし、頭脳のCPUは高性能な人も多いが、経営のプロでは無いし、臨機応変に対応するための過去問題集の答えも頭には詰まっていない。また最大のポイントは、振り返っても誰も居ない、最も追い込まれた「最後の砦」として意思決定をすることに慣れていない。その意味でも、日本電産の決算説明会は是非ネットで見て貰いたいと思う。

ひと言で言えば、「DX;デジタルトランスフォーメーションの流れ」が間違いなく押し寄せるということだ。また、日本電産が元々はHDDのスピンドル・モーターで急成長をした会社であるので、上記絵の真ん中にある「デジタルデータ爆発の波」という絵には心奪われた。
注目のデータ・ストレージとは何か?
データ・ストレージというものについて、思った以上に理解が進んでいないということに気がついた。今週は今後の記事の為にも、データ・ストレージについて、ある程度基礎的なことを含めて説明しておきたい。
まずはHDDについて
アイキャッチ画像はHDDの分解写真だが、小さいといけないので、再度こちらに掲載してみる。

HDDとはHard Disk Driveの略で、上の写真で言うならば、真中の円盤がそのHard Disk そのものだ。通常はガラス盤で作られている。ここに電磁的にデータを書き込んだり、書き込まれたデータを読み込んだりして使うのだが、円盤に載っているアームがレコードプレーヤーで言うならばレコード針にあたる。そして円盤の真ん中にあるのが日本電産がほぼ独占的に作っているスピンドル・モーターと呼ばれるブラシレスモーターだ。
この円盤の上を、アームが右に左に動きながら書き込まれたデータを探して読み込んだり、空いている場所にデータを書き込んだりしている。この円盤は1枚ではなく、HDDの容量に応じて数枚が積み重ねられている。
さて、この写真を見てご想像頂けるだろうが、円盤が回転して、針がデータの保存場所を探して、そして読書きをするというだけで、物理的にそのデータの取扱い速度、つまりどの位の時間で読み込んで来たり、書き込んだりできるかを想像すれば、きっとそんなに早くないだろうなということはお分かり頂けるだろう。それでも昔に比べれば随分と早くなったし、データの記録密度も格段に引き上げられたため、最新のウェスタン・デジタルが提供するHDDは1台の3.5インチHDDでなんと18TBものデータを収納する能力がある。
その読込書き込み速度の物理的上限で規格を決められた接続方法をSATA(シリアルATA)と呼ぶ。その前はIDEという方法だったが、それは主としてフロッピー・ディスクが使われていた頃の話だ。
SSDにとは何か?
SSDとはSolid State Driveの略で、HDDの物理的な機構部分に変えて、NANDフラッシュメモリーを利用してデータを貯蔵し、書込み読込を行う。当然、半導体に電気信号のやり取りだけで読書きをするので、HDDに比べると格段にその速度は早くなる。サイズ的にはノートPCが利用している2.5インチHDDのケースと互換性があるように小さく、現在主流の容量は1TB前後だろう。普段使っているPCがHDDならば、単純にSSDに載せ替えるだけで格段に処理速度が速くなるのできっと感動する筈だ。

この筐体の中にNANDフラッシュメモリーが1TB分と必要な回路が内蔵されている。だが現状の通常ユーザーが使うSSDは、マザーボードとの接続を前述のSATA方式で接続しているものが圧倒的に多い。何故なら、既存のHDDから置き換えるだけでも2倍から3倍の速度さがあり反応が早くなるからだ。だが前述のSATA方式はHDDの為に規定された通信規格であり、実はHDDの為に最適化されている。だが半導体の速度は実際には遥かに物理的な可動部分をもつHDDよりも早くすること出来、最近ではSSDはSATAという通信規格を使わなくなり始めている。
NVMe接続方式のSSDとは?
まずは実物の写真を見て欲しい。HDDや従来のSSDを見慣れた目には随分と違和感のある形かも知れない。これが新しいNVMe説方式のSSDだ。これはSATA規格を利用せず、マザーボードに直接挿入するタイプのPCIe接続という方法を取る、つまり、単純に考えると、従来HDDやSSDがパソコン内で存在した場所とは違って、マザーボードの上に存在するようになる。
因みに、今現在のSATA3方式の実効転送速度が600MB/sであるのに対して、最大転送速度はSATA3よりもはるかに高速な40Gbpsへと約70倍以上速くなる計算になる。

SSDが完全にHDDを駆逐して入れ替わるか?
そんなに速くて高性能ならば、最新のデータセンタならば全部SSDになるのではと考える人も居るだろうと思う。だが、データの保存場所として考えた時、単位当たりのTCO(Total Cost of Ownership)は断トツでHDDの方が安い。また全てのデータがそんなに瞬時に読み出したり、書き込んだり必要なものばかりではない。例えばクラウド・サービスに保存された家族写真などは滅多に見るものでないだろうから、安全に保存さえ出来れば良いのかも知れない。
一方で、自動運転に使われる高精細地図などは、超高速・超低遅延で呼び出して処理をして、5Gネットワークなどを通じて車に送り、今度はクルマの方からリアルタイムの路面状況(工事や凹凸、或いは誤差など)をフィードバックして貰って随時書換え更新を続けるのが理想だ。実は超高速・低遅延というのは、5Gの専売特許ではなく、データストレージの分野でも近時はドンドンそのニーズが高まっている。IoTなどが進めば、更に要求は高くなるだろう。
データ・ストレージのまとめ
インテルの決算発表を受けて、何となく当面の勝負あったという感じが強くなった今、これからの主戦場の一つはデータ・ストレージ分野になるように思われる。HDDからSSDとなり、それがNVMe SSDへと進化する中、TCOを考えながら、或いは消費電力を考えながら、データセンタは設備投資を行っていかなければならない。そこには、HDDとSSDを組み合わせたハイブリッド型のデータ・ストレージが必要だ。今現在、その両方を作っているのはウェスタン・デジタル一社だ。

今後の流れとしてフラッシュメモリーとDRAMの両方の特性を持つメモリー半導体の誕生
まずはフラッシュメモリーとDRAMについて整理しておこう。下のスライドにあるように、フラッシュメモリーは電源をOFFにしても記憶が保持される「不揮発性メモリ」であり、DRAMなどは電源をOFFにすると記憶内容が消えてしまう「揮発性メモリ」がある。だが、読み取り/書込みの速度、製造に関わるコストなどを考えると、その用途用途に合わせて最適なものを選ぶことが求められた。主なメモリーの性格を一覧に纏めると下記のようになる。用途によって、帯に短し、たすき流しということがお分かり頂けるだろう。

しかし、実は既に現在のおいて、このメモリ半導体の両方の性格を併せ持つ半導体が開発されて利用され始めている。これはインテルとマイクロンテクノロジー社が共同開発したもので、インテルではOptainメモリーと呼び、マイクロンでは「3D XPoint」と別々の呼称で取り扱っている。要は不揮発性メモリでありながら、読み書きが高速ということだ。この辺の事については、またあらためてご説明申し上げるが、そうした流れが起こっているということはご理解頂きたい。逆に言うと、今まで以上により超高速・超低遅延でありながら不揮発性メモリが求められる状況が来ているということだ。
私から見ると、CPUの業界も、GPUの業界も、メモリの業界も、FPGAの業界も、しのこの言って立ち止まっている場合では無いということだ。新しいビジネス・トレンドが動き出す時、技術的なネックとなることを忌み嫌うのが現場のエンジニアというものだからだ。そしてまたそれに勝利していかないと、「Winner takes everything」の世界において、Loserに与えられるおこぼれは無いということだ。だからこの分野を追究することが非常に面白く、今は投資の絶好の機会だと思っている。
今週以降の注目の主要米国企業の決算
先週から米国企業の4-6月期の決算発表が本格化した。山のような数の企業が決算発表を行うが、インテルやマイクロソフトのように、中でも内容を知っておいて損はないと思われる企業と日程を下記にお知らせする。
※23日と思われたアマゾンドットコムが30日に変わったように、決算発表日は現時点で把握している予定であり、変更になる場合がある。
- 7月28日 アカマイテクノロジーズ(AKAM)
- 7月28日 アドバンスド・マイクロ・デバイス(AMD)
- 7月28日 ファイア・アイ(FEYE)
- 7月28日 ジャニパーネットワークス(JNPR)
- 7月28日 マキシム・インテグレーテッド・プロダクツ(MXIM)
- 7月28日 レイセオン・テクノロジーズ(RTX)
- 7月28日 ビザ(V)
- 7月29日 ボーイング(BA)
- 7月29日 フェイスブック(FB)
- 7月29日 ラムリサーチ(LRCX)
- 7月29日 ペイパル(PYPL)
- 7月29日 クワルコム(QCOM)
- 7月30日 アップル(AAPL)
- 7月30日 アマゾンドットコム(AMZN)
- 7月30日 マスターカード(MA)
- 7月30日 ザイリンクス(XLNX)
- 7月31日 L3ハリス・テクノロジーズ(LHX)
My favorite Companies List(株主となって所有したい企業のリスト)
下記のリンクよりMFCLのページを開いてください。「アップデート」の日付が更新されている銘柄については、個別銘柄コメントにお伝えしたい重要なニュースを書き加えております。
MFCLのページを別仕立てとしたことで、週に一度ではなく、随時アップデートがあればページを更新しています。トップページで更新状況は確認出来ます。
今週は結果的に全銘柄にアップデートがあります。やはり四半期決算発表時期なので、当該企業の発表が無くても、上述のような注目の決算の中からインプリケーションを貰うこともあります。決算発表時期は忙しいですが、投資家としては面白い時です。ただ、何をどう見るのか、そこだけは気を付けて下さい。どんなに増益でも、逆にどんなに減益でも、現時点の株価は予想される事態を織り込んでいます。短期的な変動(需給に振られる)は、それとの乖離が齎します。長期的には収益動向に収斂します。

